101A44〜46
次の文を読み44〜46の問いに答えよ。
A君(2歳)の母親。「初めての子どもで,対応が分かりません。食事が終わるまでに1時間もかかったりしてイライラします。他の子どもより落ち着きがないような気がします。この前の健康診査では問題ないと言われましたが不安です」と電話相談があった。保健師は話を聞いた上で,保健センターの育児相談に来るよう促した。
 
44
電話相談の翌日,母親はA君とともに育児相談に来所した。A君はすぐに育児相談室の本棚に行き,絵本を開いたり閉じたりしている。
最初の対応で最も適切なのはどれか。
 
1.発達相談を勧める。
 
2.子どもの発達を評価する。
 
3.しつけに関する親子教室を紹介する。
 
4.母親の話から不安の内容を確認する。
 
45
保健師は母親に食事のときの様子を質問した。「息子は食卓について自分で食べます。おやつは好んで食べますが,食事は遊びながら食べて時間がかかることがあり困っています」と母親は話した。
このときの母親への助言で最も適切なのはどれか。
 
1.「食事の量を少なくしましょう」
 
2.「おやつをあげるのはやめましょう」
 
3.「時間を決めて食事を終えましょう」
 
4.「お母さんが食べさせてあげましょう」
 
46
最近,A君と同じ年代の児の食事に関する相談が増えている。保健師は幼児期における食育について講習会を企画することにした。
講習会の指導内容で最も適切なのはどれか。
 
1.嫌いなものは与えないようにする。
 
2.楽しい雰囲気で食べることができるよう工夫する。
 
3.昼寝が食事時間にかかるときは起こして食事させる。
 
4.栄養のバランスよりも必要エネルギー量を重視する。

44
×1
×2

×3
何も把握しないうちに,いきなり発達相談を勧めるというのはおかしい。
発達の評価は,いずれしなければならないが,母親の話を聞いてからになる。

何も把握しないうちに,しつけの問題であると決めつけるわけにはいかない。
 
○4
このような場合,情報収集・状況把握をまず最初にすることが原則。

45
×1
×2
食事は成長に不可欠であって,年齢に応じた量を与えなければならない。
おやつを食べ過ぎた結果,食事が入らないというケースは時折見られるが,それでもおやつを完全にやめさせることはせず,おやつの内容を指導することになる。例えば,甘いものを与えすぎないように,果物などを適宜与える,食事の直前にはおやつは与えない,など。
 
○3
このようなケースへの対応は難しいが,食事やおやつの時間を決めることは,リズム形成にとって意味はある。
 
×4
2歳ともなると,母親が食べさせようとしても拒否するだけで,効果があるとは思われない。

46
×1
○2
×3
嫌いなものは,工夫して食べさせるようにする。
正しい。
寝ていたのを起こしてもすぐには食欲はわかないため,意味はない。
 
×4
エネルギーは例えば甘いものやジュースからも取れるため,この考えだと栄養バランスは極めて悪くなり,成長に悪影響が及ぶ。

 44-4,45-3,46-2